茯苓、朮、甘草に更に一味を加えた処方が三方あり、加える一味によって薬効も変わってきますが、いずれも基礎に水毒のある証です。本方は、そのうちの桂枝の気の上逆を引き下げる働きを応用して、めまい、たちくらみ、動悸のある人に用いられる漢方処方です。
成分・分量
本品3包(6.0g)又は6.0gは
ブクリョウ
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3.0g
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ビャクジュツ
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1.5g
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ケイヒ
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2.0g
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カンゾウ
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1.0g
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上記より製した苓桂朮甘湯エキス(1/2量)2.5g(乾燥物換算で約1.0gに相当)を含有する細粒剤です。添加物としてメタケイ酸アルミン酸Mg、乳糖、バレイショデンプン、香料を含有します。
効能・効果
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:
立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
用法・用量
次の量を食前又は食間に水又は温湯で服用してください。
(食間とは食後2〜3時間を指します。)
年齢
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分包剤1回量
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大入り剤1回量
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1日服用回数
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大人(15才以上)
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1包
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2.0g
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3回
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15才未満7才以上
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2/3包
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1.3g
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3回
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7才未満4才以上
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1/2包
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1.0g
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3回
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4才未満2才以上
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1/3包
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0.7g
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3回
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2才未満
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1/4包
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0.5g以下
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3回
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